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「水栓バルブ発祥の地」岐阜県山県市にあります、水栓メーカー「水生活製作所」開発部お問合せ担当です。
冬によく頂くお問合せがあります。「凍結破損して水栓が壊れました。」という内容です。寒冷地の話だろうと他人事として話を流す人も多いと思いますが、実は非寒冷地の方からのお問合せがほとんどです。(寒冷地にお住まいの方は寒冷地仕様の水栓をお使いであったり、毎冬の凍結対策に慣れているのでしょう。)
「蛇口購入したばかりだから保証してほしい。」といったお電話をいただくこともありますが、「凍結破損」による保証を行っている蛇口メーカーはほとんどありません。それは凍結が予想される時にはお客さまご自身で水抜き等の対策をして頂くことが大前提にあるからです。(冬が来ると雪日に備えてスタットレスタイヤに履き替えますよね、それと考え方は同じです。)
では具体的にどのように凍結対策をしたら良いのか、このページでお伝えできればと思います。
やってみよう!3つの凍結防止対策
水道管や蛇口は、冬場気温が氷点下4度(-4℃)以下になると凍ったり破裂しやすくなると言われています。蛇口の設置場所や環境によっても大きく異なってきますが、日陰や風当たりの強い場所では特に注意が必要です。気温が氷点下になるのを目安に蛇口の凍結対策を行いましょう。
①蛇口を布等の保温材で包む
極寒ではないけれど、ちょっぴり心配な時にカンタンに出来る対策方法です。蛇口をタオル等で完全に包み、上からビニール等で覆うと良いでしょう。
(※下記は水栓柱の蛇口部分をタオルとビニールで覆ったものです。)
②水抜きをする
かなりの冷え込みが想定されるときには水抜きを行ってください。蛇口を開けたまま、水抜き用の元栓あるいはメーターボックス内にあるバルブ(止水栓)を閉めてください。そして水を出しきってください。蛇口を開けて空気を入れることにより、はじめて管の中の水が抜けていき凍結しなくなります。